業界別ソリューション
Solutions by Industry
不正送金・フィッシングを防ぐ、金融機関のための声紋認証ソリューションVoiceDNA
金融業界が直面する「巧妙化するサイバー攻撃」「顧客体験とセキュリティの両立」「DX推進に伴うリスク増大」といった複雑な課題に対し、VoiceDNAは「声」という究極の生体情報を活用し、多角的な解決策を提供します。
課題
巧妙化する「なりすまし」と、フィッシング詐欺への対策
「パスワードもワンタイムも突破されると、もうお手上げだ…」。証券業界で問題となっている、ID、パスワード、ワンタイムパスワードをリアルタイムで盗み取る「中間者攻撃(リアルタイムフィッシング)」、さらに銀行業界で後を絶たない不正送金。これらの手口は、お客様の手元にある知識情報(パスワードなど)や所持情報(ワンタイムパスワード)が窃取されることによって発生してしまいます。
VoiceDNAによる解決策
窃取困難な「生体情報」で防御
VoiceDNAは、個人の骨格や話し方のクセといった100以上の要素からなる「声の指紋」で本人を認証します。これはIDやパスワードのように盗むことができません。VoiceDNAによる本人確認を必須にすることで、たとえ他の情報が盗まれても資産流出を水際で防ぎます。不正アクセスの最後の砦となります。
AIによるなりすまし検知
「AIで声を偽装されたら防げないかも…」。VoiceDNAの真価は、単なる声の照合に留まらない点にあります。最新のAIアルゴリズムにより、録音された音声の再生や、AIによる音声合成・音声クローンといった高度ななりすましを98.5%の高精度で検出で検出します。これは、AIが悪用される現代の脅威に真っ向から対抗できる、次世代のセキュリティ対策です。
課題
コールセンターの非効率な本人確認プロセス
「ご本人様確認のため、いくつか質問させていただきます」―このプロセスは、顧客にストレスを与えるだけでなく、通話時間を長引かせ、オペレータの負担を増大させる原因となっています。現場からは「毎回の本人確認で、お客様にイライラされる…」という声も上がっており、CXの低下が深刻な課題となっています。
VoiceDNAによる解決策
“話すだけ”で完了するストレスフリーな本人確認:
VoiceDNAは、自然な会話の中で最短5秒、パスフレーズなら最短2.5秒で本人確認を完了させます。顧客はパスワードや暗証番号を思い出す必要がなくなり、スムーズな会話を継続できます。導入事例では顧客満足度が25%以上も改善しており、優れた顧客体験がブランドイメージ向上に直結します。
劇的な業務効率化とコスト削減
本人確認の時間が従来の半分以下になることで、通話全体の時間も大幅に短縮されます。アジア大手銀行の事例では、本人確認時間を平均30〜40%削減し、通話コストの削減とオペレータの生産性向上を実現しました。これは、人材不足に悩む金融機関にとって大きなメリットとなります。
課題
03
利便性とセキュリティリスクのトレードオフ
モバイルバンキングアプリの普及や、FinTech企業とのオープンAPI連携など、DX推進によって顧客接点(チャネル)は多様化・複雑化しています。これにより、利便性が向上する一方で、セキュリティを確保すべきポイントは増大していき、対策が後手に回りがちです。
VoiceDNAによる解決策
あらゆるチャネルへの柔軟な組み込み
VoiceDNAは、IVR(自動音声応答システム)やCRMはもちろん、モバイルアプリやボイスボットとも容易に統合可能です。これにより、チャネルごとにバラバラの認証方式を導入するのではなく、「声」という統一された強固なセキュリティ基盤を構築できます。新しいサービスを迅速に展開しつつ、セキュリティレベルを維持・向上させることが可能になります。
課題
04
社内やサプライチェーンからの情報漏洩リスク
VoiceDNAによる解決策
厳格なアクセス管理の実現
顧客の機微な情報が保管されているシステムへのアクセス時に、担当者本人にVoiceDNAによる認証を義務付けることで、ID・パスワードの貸し借りや盗用による不正アクセスを防止します。これにより、従業員や広範なサプライチェーンの拠点に対しても、統一された高いレベルのセキュリティを適用し、内部からの情報漏洩リスクを大幅に低減します。
VoiceDNAは、金融機関が直面するセキュリティ課題を解決するだけでなく、顧客満足度の向上や業務効率化を通じて、利益向上・売上拡大に貢献していきます。